

お馴染みの、白いラクダもので、今回はマタリのモカです。
プンプンなモカ臭、野生的でスパイシー人気のイエメン・モカ??
ですが、このマタリは、キレイさのレベルが違くて、もの凄くクリーンで、ちょっと違った感じ…。
何回も何回も、きめ細かい布で濾したかのように、ひっかかりが無くて、軽やかで滑らかな舌触り…。
それもそのはず、生豆の姿かたち、丁寧さの状態を見れば断然納得でした。
ほんと、もの凄くキレイなんです。
ちょっといやらしい言い方ですが、品質重視のビジネスですよね~。
この状態を見れば、この価格もちょっとだけですが、納得しないといけないのかなぁ。
そんなイエメンのモカ、バニ・マタールからの贈り物です。
ボクのお奨めローストは、ミディアムです。
ゴールデンなビーンを散りばめながら、昔ながらのスパイシーらしさはそのままに、キレイでキリッとした飲口もついてきてくれます。
コロコロっとしていて、キレイな生豆通りのイメージが、そのままストレートに出ている感じかと思います。
ハイローストも、イイなって思っていたのですが、後味の口の中に残る香りの雰囲気で、ちょっと抜けがなぁ…。
ってことで、スパイシーですがクリーンで、野生的だけどお洒落に、ウェットだけどドライに、みたいな感じでミディアムに決めました。
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ホワイトキャメル<マタリ>2017、第一弾。
【イエメンにコーヒーが伝播したのはいつ頃か?】
諸説あるが、13世紀説が有力。
アラビアのイスラム教徒アブダル・カディールが書いた「コーヒー由来書」の伝説によれば、13世紀にはコーヒーは飲まれていたらしい。
また1993年にユネスコの世界遺産に登録された古都ザビードが、13世紀から16世紀にかけて、イエメンだけではなくインド洋一帯のイスラム地域における教育・宗教の中心地であった。13世紀に拡大するイスラム勢力はエチオピアに深く進出し、その頃にコーヒーがエチオピアから伝播したと考えられる。
現存する文献にコーヒーの語源(カフワ)の文字が現れてきたのも13世紀に入ってからといわれている。
【生産状況】
イエメンコーヒーの生産量の95%は、同国の西部を南北に走る高地一帯で生産される。
急峻な山肌に作られたテラス(段々畑、標高1700~2300メートル付近)と、伏流水となっている枯れ谷(ワジ)に沿った農地(標高1500~1700メートル)で生産される。
安定した水源確保が出来ず、伝統的にすべて非水洗式のナチュラル製法で精製される。
アラビカの原種である在来品種の特徴も相まって、独特の果実味のあるモカフレーバーが日本では根強い人気がある。
【品種】
コーヒー産地は西部山岳地帯に集中し、バニー・マタル、バニー・イスマイル、ハラズ、ライマ、ヤーフェなどがある。
政府機関の研究調査の結果、イエメンの品種は次の四つのタイプに分けられる。
ダワイリ(樹高1~4メートル、大きく丸いチェリー)、トゥファーイ(樹高2~6メートル、大きいリンゴ型の チェリー)、ウダイニ(樹高2~4メートル、小さく丸いチェリー)、ブラーイ(樹高1~3メートル、小さく楕円形のチェリー)。
この中で多くの共通点が見受けられるウダイニがイエメン品種の原型ではないかと見られている。
【流通】
国内の各産地から原料が首都サナアの業者により集買され、これらの業者からが買い付けた産地の特定できない原料を使って精選したグレードは、一般的 にサナニ(サナアの、という意味)グレードとして輸出され、それぞれの輸出業者の独自ブランドをつけている。
日本ではイエメンのコーヒーを総称して「モカマタリ」と呼ぶ習慣があるが、イエメンではその産地で収穫されるコーヒーを形容詞的表現で呼んでいる。
例えば、バニー・マタルで採れたコーヒーはマタリ、ライマで採れたコーヒーはライミと呼ばれる。
主な輸出先は圧倒的にサウジアラビアが多く、次いで米国、日本となる。
欧州ではイエメンコーヒーはあまり評価されず、流通量は少ない。
拡大している国内需要を満たすために、ブラジル、エチオピア、インドなどから安い原料を輸入している。

【詳細データ】
〔品名〕ホワイト・キャメル
<モカ・マタリ>アル・ハムダニ
〔生産国〕イエメン
〔地域〕バニ・マタール
〔生産者〕バニ・マタールの生産者
〔クロップ〕2016/2017
〔規格〕N/A
〔欠点規格〕N/A
〔スクリーン〕14アップ
〔木の品種〕ダワイリ、トゥファーイ、ウダイニ、ブラーイ
〔乾燥方法〕100%天日乾燥
〔標高〕1000-2500メートルの高地
〔精製方法〕ナチュラル
〔開花時期〕1月-4月
〔収穫時期〕10月-12月
〔船積時期〕2017年4月
〔保管方法〕定温倉庫
〔ロットナンバー〕00145
<<<焙煎豆での補足事項>>>
■お奨めロースト:ミディアム
■内容量:ハンドピック、焙煎度合の水分蒸発等により、生豆時のグラム数から10~30%目減りします。
■賞味期限:煎豆で1ヶ月程度です。(挽豆時は、7~10日間)
■飲頃期間:煎豆で2~15日間です。(挽豆時は、2~3日間)
■保存方法:密閉容器等に入れて、冷暗所等お奨めします。
また、高温多湿時は冷蔵、1ケ月後は冷凍がお奨めです。
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<<<生の豆での補足事項>>>
■状態:焙煎をしていない、生豆のままの状態です。
■加工:ハンドピックは行っておりませんので、小石や木片、コンクリート等が混入している場合があります。
■保存方法:高温多湿を避けた、冷暗所等でお願いします。
また、梅雨期や猛暑日等は低温冷蔵等をお奨めします。
■備考:生豆卸業を兼ねております。
※生豆卸業:2.4キロ以上ほしいっ!!
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こちらの商品は、化粧箱ギフトのラッピング加工が可能です!
■内容量/生豆時300グラム入り(煎豆時240~270グラム)です。
■仕様/珈琲豆専用のアルミ缶にお入れして、化粧箱にてラッピングします。
■加工料金/別途500円です。
■ご注文方法/ご注文時に「300gギフト」をお選びくださいね!
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